この本を読んで、今も昔も、女性が直面する問題というものはこうも変わらないものかと驚かされました。1950年代に書かれているのにもかかわらず、最近出版された本であるかのようです。文章もとても美しくて、新鮮さを感じました。
自分が20代後半になって、もっと若かったときよりも、自分が女性であることの意味や、この世の中での女性として、また人間としての役割について考えるようになったときに読むことができて、本当によかったと思います。自分の人生においての目的を見失わないこと、生活においてのバランスを保つこと、など自分がずっと考えていたことが書いてあり、とても感銘を受けました。
一日のうちで、自分ひとりで静かになる時間を持つことの重要さについて書かれているのですが、それは、私も実行していることです。忙しくなると難しいことなのですが。実は最近、生活がとてもめまぐるしく、本当にたいへんだったのですが、自分が何故ここにいるのか、何の為に勉強しているのか忘れそうになったのは、自分の為に時間を割くことを怠っていたからだと思います。
また、結婚や、その他すべての人間関係というものはだんだんと変わっていくものだけれども、そうやって変わっていくことを恐れるのではなく、季節が春から夏に変わるように迎え入れるべきことだ、とか、ひとに愛されることによって本当の自分をみつけられるという考えがあるけれども、本当はそうではなくて、自分というものは、自分自身をみつめたり、自身がクリエイティブに生み出すものの中にみつけられるものだ、とか、共感を覚えることがたくさん書かれていました。
この本は、海でみつける貝のようにシンプルで美しいライフスタイルについて書かれた本でもあります。自分にとって本当に大切なものだけを持ち、それを大事にする。どんなにお金があって、世間の目から見て成功していても、内面や、スピリチュアルな面で乾いていたとしたら、それはとても悲しいことです。40代、50代になってから、もう一度読みかえして、自分の生活を振り返ってみたいと思える本でした。
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